2020年09月02日
推定築200年!山中の古民家再生 ~ 匠の技編 ~
推定築200年!
鴨川の山中にある古民家再生続きです。
水回り配管、浄化槽等の工事が終わり、大工さんが現場へ乗り込みました。
工事は、シロアリや腐りなどで痛んでしまった柱の根本を補修(取り替える)という内容です。
築200年、布基礎ということもあり、家を支える柱4本がシロアリ、長年の湿気による腐りで根本が朽ち果ててしまいそうな状況でした。
今回はなるべく既存の材料を活かしつつ古民家を再生させることがコンセプトですので、柱ごと交換はせず、傷んでしまった部分のみの交換する工事となりました。
まずは、柱が落ちてこないよう、しっかりと柱を支えます。
そして、傷んでしまった根本部分を切り落とします!
根本が切り落とされた様子です。
既存の柱へ継ぎ手を加工しました。
新しい根本部分は、シロアリに強い檜を採用。
既存の柱と継ぎ手が合うよう何度も墨付け、加工を繰り返します。
こちらは金輪継ぎの芯に金輪栓を打ち込んだ様子。
金輪栓を打ち込むことで継ぎ手の強度がさらに増します!
こちらが仕上がりの様子。
強力な木工ボンドで補強し完成です!
匠の技としか言いようがありません。
この金輪継ぎ、追掛け大栓継ぎとも言いますが、工事できる大工さん、今では大変少ないそうです。
土台も1本、今回入れ替えいたしました。
防腐注入材で、湿気やシロアリにも強い木材です。
最後に交換した柱、土台に防蟻材を塗布し工事完了です!
綺麗な仕上がりに、お客様に大変喜んでいただけました。
匠の技を披露してくれた大工さんに大変感謝です。 (無口で近寄りがたいんですけどね。笑)
古民家再生をお考えの方、これからご購入するにもリフォームをできるかご心配な方、千葉市緑区のJINESTLYHOUSE (ジネストリーハウス) 有限会社森英へお気軽にご相談ください♪
ありがたいことに、リフォーム工事のご依頼が多い状況ですが、いちおう、不動産屋です!!
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